“ロックの父”と称される伝説のシンガー、ハンク・ウィリアムスを演じるのは、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』のロキ役でブレイクしたトム・ヒドルストン。エンパイア誌、ELLEなど名だたる英国誌が選ぶ“マン・オブ・ザ・イヤー”を受賞してきた彼は、今年4月に発表されたブリティッシュ・ナショナル・フィルム・アワードで最優秀男優賞に選ばれ 、現在“最も英国に愛される俳優”と呼ばれている。彼は本作で、本格的な役作りの上、劇中のハンクの曲をすべて自らが歌い、自身が経験した悲しみや人生の辛さを歌にのせることで人々に希望を与えたハンクを見事に演じ切った。彼の妻オードリーを演じたのは、『GODZILLA ゴジラ』『アベンジャーズ』で大ブレイク中のエリザベス・オルセン。自身もシンガーとして活動したいという想いを抱えながらも、家庭を支えなければならない女性の複雑な想いを切なく表現している。

第二次世界大戦後、人々が悲しみや辛い思いに暮れる中、明るい曲調のカントリーミュージックでその全てを代弁し、時代に希望の光を差したハンク・ウィリアムス。デビューから6年、29歳という短い人生で手に入れた名声とその代償として失った大切なもの。光と影に翻弄される一人の男の知られざる物語と優しい歌声が今、あなたを感動で包み込む。


1947年カントリー歌手としてメジャーデビュー。それから29歳で他界するまで、たった6年間という短い活動期間にもかかわらず、ハンクが生んだ音楽はその後、エルヴィス・プレスリー、ザ・ビートルズなどへ受け継がれ、“ルーツ・オブ・ロック=ロックの父”と呼ばれるほど偉大な伝説のシンガーとなった。なかでも、2001年にリリースされた「ハンク・ウィリアムス トリビュート」にはボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュ、キース・リチャーズ(ローリング・スト-ンズ) 、BECK、ノラ・ジョーンズ等が参加しており、その錚々たるアーティストを見ると、時代や世代、国境・ジャンルを超えて今なお人々の心に生き続ける伝説的存在であることを証明している。
1944年、アメリカ・アラバマ州。ハンク・ウィリアムスは愛する女性オードリーと結婚し幸せな生活を送っていた。ハンクはシンガーとして成功するが、オードリーもまた、シンガーとしての夢を諦められずにいた。そんな想いが家庭に不穏な雰囲気を漂わせていたが、二人の間に息子が生まれ彼らの人生は再び希望に満ち溢れる。しかしハンクは、音楽活動が順調に進むにつれ家族との溝が深まり、その淋しさを紛らわせるために他の女性やアルコールに逃げてしまう日々を送っていた。シンガーとして優等生であることを求めるレコード会社と父親が必要な家族。翻弄されながらも、ありのままの自分であろうとするハンクは、その想いを歌に込めた――
1981年2月9日ロンドン生まれ。母方の曾曾祖父はサーの称号を持つ男爵で、貴族の血を引く。名門イートン校を卒業後、ケンブリッジ大学を主席で卒業。2005年に王立演劇学校を卒業し、翌年、ジョアンナ・ホッグの初監督作品『Unrelated』でスクリーンデビュー。2008年、シェイクスピアの戯曲「シンベリン」と「オセロ」でローレンス・オリヴィエ賞最優秀新人賞にノミネート、「シンベリン」で受賞した。2011年には、スティーブン・スピルバーグ監督作『戦火の馬』、ウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』など世界的巨匠の作品に出演を果たし、同年、『マイティ・ソー』の悪役ロキを演じエンパイア賞の新人男優賞を受賞し世界的に注目を集める。その後も『アベンジャーズ』(12)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(13)で再演し人気を確立。また、2012年には、『家族の波紋』で英国アカデミー賞ライジングスター賞とイヴニング・スタンダード映画賞の男優賞部門にノミネート。2013年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、同年のトロント国際映画祭でも上映された、ジム・ジャームッシュ監督『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(14)に出演。2014年に出演した舞台「コリオレイナス」では、ローレンス・オリヴィエ賞男優賞にノミネートされ、ロンドン・イブニング・スタンダード・シアター・アワード最優秀男優賞を受賞した。2015年にはギレルモ・デル・トロ監督作『クリムゾン・ピーク』、巨匠J・Gバラードの名作SFが原作となる『ハイ・ライズ』(日本では8月6日公開)などの話題作への出演が続く。また今後の待機作として、ジョン・ル・カレ原作のテレビシリーズ「The Night Manager」やキング・コングの起源を描く『Kong: Skull Island』、『Thor: Ragnarok』などがある。その他、グラマー誌やELLE誌などの名だたる雑誌で“マン・オブ・ザ・イヤー”に輝く。
1989年2月16日アメリカ生まれ。ニューヨーク大学の有名なティッシュ・スクール・オブ・アート出身で、活気のある魅力的な女優。また、「フルハウス」のミシェル役でおなじみのアシュレー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンの妹としてよく知られている。1993年、姉たちのビデオ作品『Our First Video』で子役としてデビューするが、その後学業に専念する。2011年、サンダンス映画祭で上映された『Silent House(原題)』と『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で本格的に女優デビューし、『マーサ~』では第37回ロサンゼルス映画批評家協会賞新人賞をはじめとする10の賞を受賞した。その後、ダコタ・ファニングと共演した『少女が大人に変わる夏』(13)や、スパイク・リー監督『オールド・ボーイ』(13)などの出演を経て、2014年『GODZILLA ゴジラ』のヒロインに抜擢されブレイク。さらに、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でも主要キャストとして出演し、ハリウッド女優としての人気を確立する。
1959年10月10日アメリカ生まれ。ウェズリアン大学で演劇と英語文学を学び、名門ジュリアードシアターセンターから修士号を与えられた。その後、キャシー・ベイツとともにオフブロードウェイの「Curse of the Starving Class」の監督を務めた。また、1999~2006年に放送されたテレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」ジョシュ・ライマン主席補佐官役で知られ、2001年にはエミー賞の助演男優賞を受賞した。また2001年から2003年まで3年連続でゴールデングローブ賞の助演男優賞にもノミネートされた。その他、映画出演作は、『ニューヨークの恋人』(01)『キャビン』(11)『ウォルトディズニーの約束』(03)などがある。
1956年11月21日アメリカ生まれ。トニー賞やエミー賞の受賞歴を持つ女優で、『モンタナの風に抱かれて』(98)、『クレイドル・ウィル・ロック』(99)、『パーフェクト・ストーム』(00)、『エリン・ブロコビッチ』(00)、『サイン』(02)、『ヴィレッジ』(04)、『オーシャンズ12』(04)などに出演している。自身も創設メンバーの一人であるケンブリッジのアメリカン・レパートリー・シアターによる舞台「ガラスの動物園」で5度目のトニー賞にノミネートされた。その劇団で「十二夜」、「三人姉妹」などを含む25作品を超える舞台に出演している。彼女が初のトニー賞に輝いたのはリンカーン・センター・シアターが手がけた「女相続人」で、二度目のトニー賞はマンハッタン・シアター・クラブの「ダウト 疑いをめぐる寓話」、そしてドラマシリーズ「24-TEWNTY FOUR-」でエミー賞を受賞している。
1995年1月4日アメリカ生まれ。7歳の頃からダンス、歌、演技を独学し、若くして成功している。ロサンゼルスの演劇界へ入るため高校を中退し、すぐにFOXのテレビシリーズ「ザ・ファインダー 千里眼を持つ男」(12)の主演でブレイク。ABCファミリーのヒット作、ミステリースリラーシリーズ「ねじれた疑惑」(13~14)に出演し、ティーン・チョイス・アワードに二度ノミネートされる。映画では、2012年にインディペンデント系長編映画で同郷のフットボールのライバル同士を描いた『UNDERDOGS』に主演、ボブキャット・ゴールドスウェイト監督作『ゴッド・ブレス・アメリカ』に出演した。今後の待機作は『Light Beneath Their Feet』があり、高校の人気者の女の子に問題を起こす少女を演じる。
1983年アメリカ生まれ。舞台、映画、テレビで活躍している女優。ビル・アーウィンやキャスリーン・ターナーと共演したブロードウェイ「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」のツアーでキャリアをスタート。NYマガジンで「Client9: The Rise and Fall of Eliot Spitzer」での活躍が取り上げられ注目を浴びる。2006年、CBS「3 lbs」やABC「ボディオブ・プルーフ」、NBC「LAW & ORDER」などへの出演によりテレビ業界でよく知られる存在となり、HBO「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(11~14)でジャック・ヒューストンの相手役を演じ確固たる地位を確立した。映画では、2014年トライベッカ映画祭で上映されたクリストファー・デナム監督『デッド・ハンティング』で主演を務める。それ以前には『我が家のおバカで愛しいアニキ』(11)や『How to Follow Strangers』(L.E.S. 映画祭Prix d’Or受賞)に出演。また、2016年1月に公開されたマイケル・ベイ監督作『13時間 ベンガジの秘密の兵士』にも出演している。
監督、脚本家、プロデューサー。ヴァージニア大学を卒業後、コピーライターとしてキャリアをスタート。1990年、アーミアン・バーンスタインとともに製作会社を設立。これまでに、『スパイ・ゲーム』(01)、『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04)、『トゥモロー・ワールド』(06)、『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(12)、『アイアン・フィスト』(13)、『ロボコップ』(14)など数々の作品をプロデュースする。また監督業では、2009年、ユニバーサル・ピクチャーズの『幸せのきずな』があり、この作品は、ハンプトン国際映画祭でアルフレッド・P・スローン長編映画賞とボストン映画祭で最優秀男優賞を受賞し、テルライド映画祭とトロント国際映画祭、その他の映画祭で正式出品作品として上映された。そして本作では、脚本・監督・製作のすべてを務めた。
テキサス生まれでナッシュビルを拠点に活動するソングライター、アーティスト、プロデューサー。また、作家としても成功を収めており、生涯にわたり創作意欲とカントリーとルーツ・ミュージックへの誠実さを持ち続けている。1980年代にラジオでヒット曲を出し、2000年代にはより多くのアルバムをリリースした。そのアルバムたちはチャートの上位を占めるだけでなく、彼のアーティストとしての確固たる地位を与えた。よく知られている楽曲として「Til I Gain Control Again」や「I Ain’t Livin’ Long Like This」、「Song For The Life」、「Ashes By Now」などがある。2009年にはアメリカーナ音楽協会から作曲に対して生涯功労賞を受賞している。
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